手荒れの原因とは
手荒れは、乾燥や摩擦、シャンプーや洗剤、消毒用アルコールなどによる外的刺激やアレルギーを引き起こす物質により、肌のバリア機能が低下することで起こります。
原因の多くは冬の乾燥ですが、とくに気をつけたいのが水仕事や手洗い後です。
油分と一緒に皮脂が洗い流されてしまったり、水そのものが角質細胞に浸透したりすることで、肌荒れが起こりやすくなります。
手はほかの部位に比べて汗をかきやすく、皮脂が分泌されにくい分、一度肌荒れを生じるとなかなか回復せず、その後も繰り返し発症しやすくなります。
ハンドクリームの成分と選び方
ハンドクリームにはグリセリンや尿素、ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミド、ワセリン、シアバター、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンCなどさまざまな成分が配合されています。
そのうち保湿効果を担うのは、おもにグリセリンや尿素、ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミド、シアバターです。
どの成分に着目するかは肌タイプにより異なります。
肌にハリを与えるにはヒアルロン酸やコラーゲン、セラミドを、肌の保護にはコーティング能力にすぐれたワセリンを、硬くなった角質層を柔らかくするには尿素やグリセリン配合のものを選ぶとよいでしょう。
なかでも乾燥肌や超乾燥肌でお悩みの人におすすめしたいのが、グリセリンです。
ほかの成分と比べて分子が小さいため、角層の奥深くへ浸透し、肌の内側(角層)までしっかりと保湿。
バリア機能が高まり、うるおいが持続します。
また、ハンドクリーム選びの際は、保湿効果やうるおいが長持ちするものを選ぶのがポイントです。
肌質や好みに合わせて選ぶことが、手荒れを予防するためには必要です。
ハンドクリームの成分には、保湿効果を持つものだけでなく、ビタミンEやコラーゲン、アロエベラ、ヒアルロン酸、さらには紫外線吸収剤が含まれているものもあります。
特に、紫外線吸収剤が配合されているハンドクリームは、夏場においては紫外線対策としても効果があります。
肌に必要な成分を補ってくれるようなハンドクリームを選び、手荒れを予防することができます。
ハンドクリームの効果的な使い方
手の甲にハンドクリームを適量のせ、両手にまんべんなく浸透させるだけでも保湿対策としては十分ですが、塗り方にもう一工夫プラスすることで、手荒れ予防効果を高めることができます。
ポイントは、マッサージをする感覚で手肌にクリームをくまなくなじませること。
余裕があれば、指の間を刺激するなど、ツボに指圧を加えていきましょう。
ダメージを受けやすい指先や爪のまわりはとくに念入りに。
マッサージ効果により手全体の血行を促進することで、手荒れの予防・改善につながります。
おすすめのハンドクリーム
多くの人が手荒れに悩んでいる中、手荒れを防ぐためには優れたハンドクリームを選ぶことが重要です。
以下は、手荒れ対策に有効なハンドクリームのおすすめです。
ニベア ハンドクリーム
ドイツ発祥のニベアといえば、保湿効果が高く、手荒れ対策にも効果的なハンドクリームが有名です。
まろやかな香りと、べたつかずサラッとした使用感が特徴。
グリセリンやパンテノール、アロエベラなどの保湿成分が含まれており、手肌をしっとりと保湿してくれます。
ロクシタン シアバターハンドクリーム
ロクシタンのシアバターハンドクリームは、シアバターをはじめとする天然由来原料をたっぷりと配合。
べたつかず、サラッとした使用感で、手肌をしっかりと保湿してくれます。
香りも自然で心地よいので、リラックスしたいときにもおすすめです。
オーガニック コスメティックス ハンドクリーム
オーガニックコスメティックスのハンドクリームは、オーガニック素材を使用した、肌に優しい保湿クリームです。
オリーブオイル、シアバター、アルガンオイルなどの天然由来成分が手肌を保湿し、しっとりとした手肌にしてくれます。
アヴェダ ハンドリリーフモイスチャライジングクリーム
アヴェダのハンドリリーフモイスチャライジングクリームは、保湿効果が高く、手荒れ対策にも効果的なハンドクリームです。
シアバター、アロエベラ、ラベンダーオイル、ローズマリーオイルなどの天然由来成分が含まれており、手肌をしっとりと保湿します。
ジョンマスターオーガニック ハンドクリーム
ジョンマスターオーガニックのハンドクリームは、オーガニック素材を使用した、肌に優しい保湿クリームです。
ホホバオイル、アボカドオイル、シアバター、ビタミンEなどの天然由来成分が手肌を保湿し、しっとりとした手肌にしてくれます。
ハンドクリームの選び方
ハンドクリームを選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。
- 保湿成分の配合量が多いものを選ぶ
- 肌に合った成分を含むものを選ぶ
- ベタつかず、しっとりとした仕上がりのものを選ぶ
また、自分が好きな香りがするものや、容器のデザインなども選ぶ際のポイントになります。
ハンドクリームの効果的な使い方
ハンドクリームを塗る際には、以下のような使い方をすると効果的です。
- 手を洗って水気を拭き取る
- 適量のハンドクリームを手に取る
- 手のひら、指先、爪周りにも塗り込む
- マッサージをするようになじませる
- 必要に応じて、肘や腕などの乾燥しやすい部位にも塗る
ハンドクリームは、手荒れの予防に日常的に使うことが大切です。
手荒れがひどい場合には、対処法として、ハンドマスクやハンドパックなども試してみましょう。
定期的なケアで、健やかな手肌を保ちましょう。
まとめ
手荒れを予防するためには、適切なハンドクリームを選ぶことが重要です。
保湿成分の配合量が多く、肌質に合った成分を含み、ベタつかずしっとりとした仕上がりのものを選びましょう。
手の甲に適量をつけて両手にまんべんなく塗り、マッサージをするようになじませることで効果を高められます。
手荒れに悩んでいる方には、ロクシタンのシアバターハンドクリームやアヴェダのハンドリリーフモイスチャライジングクリームなどがオススメです。
定期的なケアで、健やかな手肌を保ちましょう。
